2011/08/02

イベント終了!そしてイベントの難しさについて。

菜食美麺Vol.2終わりました!今回も友人知人が来てくれて楽しいひとときを過ごせました。ありがとうございました!やっぱりイベント終了後には、「うまくいきましたー!」の報告をしたい主催者の心境は皆同じでしょう。がしかし!リアルな結果をお伝えすると今回は集客的には前回の半分くらい。僕の中での目標イメージには達しなかったのが正直なところです。ひとときを楽しむことは主催者側の特権ではありますが、やはり仕事の達成感を得られなければ意味がないのです。せっかくスタッフ多めにスタンバイしてくれたお店側には申し訳ない気持ちでいっぱいです。

1. そもそもおもしろい企画なのか?
これを追求されると難しい。「ハイ、おもしろいはずです。」としか答えられない。これがいけないのかな?今回で言えば、1,500円でマッサージ+ミニ玄菜麺+フレッシュジュース+米粉焼ドーナツのセットに果たしてシズル感はあるのか?もっとおもしろいことはできなかったのか?

このイベントの発案元は「町のほとんどの人が知らない玄菜麺を広めるためにできるイベントを考えよう」だった。頼まれた部分もあったのでそこは快諾し、実験的に300円のミニサイズをやってみた。まず初回は多くの人が来てくれました。でもやっぱり一回なんだよなー。いかにリピートしてもらえるか。口コミさせる=バズを起こすには?
とりあえず、今回思いついたのは店主が好きなハワイアンイメージでやってみること。ドーナツもハワイアン風とのこともあって。結果だけ考えると僕の主観がずれてるのかも知れないと感じざるを得ない。迷いながらやらなかったことがせめてもの救い。300円のミニラーメンは基本的には好評なようなので後は付加価値をつけたものでお客さんが興味をもってもらうことを考えるしかない。何ができるかな?

2. 宣伝活動はどれくらいできたのか?
主たる原因のひとつは圧倒的にこれ。知られていなければ何をやっても全く無意味。「好き」か「嫌い」かもわからない。スタート地点にも立てていないことを意味します。
宣伝予算はゼロ。チラシ代の数千円のみ。最もこれは承知の上だし、そこに関しては何とも思っていない。理由は簡単でやるべき人がやると多分やれてしまうと思っているから。極端なことを言うと、僕じゃない誰かが手掛けたら「玄菜麺」「新百合ケ丘ハートリーフ」「予算ゼロ」というネタだけでイベントを成功させることが出来ると思う。だから何かのせいには出来ないのです。Vege&Fork Marketもそうだけど一人一人にお知らせすることがどれくらい大変かということを今回も痛感する。人数で言えば、15席強くらいのお店を6 時間くらいいっぱいにして適度に回転させるレベル。決して難しいことではないはずだと思っているのだが。結論は「できなかった!」

広告プロモーションの形態も変わって来たし、webを駆使する事で逆に素人が容易に情報発信することが可能になった。やっぱり目の前にあるツールを使うことを徹底的に追及していくしかないと思っている。バカのひとつ覚えみたいにtwitterとかfacebookとか言っても仕方ないが、結局のところその他のソーシャルメディアを含めたwebツールを使いこなせた人が勝つようになっている。あ、OPAの前でチラシ配りとかもやってみたんだけどなかなかもらってもらえなかったし、もらっても来てくれた人はほとんどいなかった!僕が配ってるからいけないのかな?何にせよ、当面の課題。


3. じゃあ何ができてこれからどうするのか?
何せ「お客さんの反応はいつでも正しい」ので結果が明確。とってもわかりやすい。とにかく変えられないもの=過去とハード。変えられるもの=未来とソフト。なのでやはり企画、商品、演出、適正な価格をもっと魅力的なものにしなければいけません。というわけで次回の菜食美麺は8月はパスして9月にやります。このブログを書く一ヶ月前に内容が決まっているのでそのネタで決行します。もう一度僕も宣伝活動からやり直します。代々木上原からゲストを呼んでいます。次回を楽しみにしていてください。

●菜食美麺Vol.3 は9月17日(土)18日(日)11:00-17:00 @新百合ケ丘ハートリーフ

ハワイアンマッサージロミロミは人柄が素晴らしいし、1回目からのVege&Forkにも参加してくれています。今秋のVege&Forkにも出てくれるでしょう。あんこときなこ、FIKAは相変わらず完売するし、明らかにファンができていることも実感します。これはうれしいことです。だからこそ大事に作り続けていかなければいけない。Vege&Forkに出演予定の音大卒ガールズたちも来てくれました。いい打ち合わせができたと思います。
イベントをやったりイベントのキャスティングをやったり、プロモーション活動をしたり、お店のプロデュースをやらせてもらったりすることが日常ありますが、やはりこれらをきちんとこなせるようにならなければいけないと感じます。中にはノリひとつだけでやれちゃう天才もいますが、そういう人は参考にならない(笑)。

イベントは続けていかなければ意味がないと思っているのは事実ですが、同時に来場者のモチベーションを保ち続ける事が大事です。アップデート感を出していかなければやはり飽きられてしまう。1回なら誰でも出来るのですが、やはり真価が問われてくるのは2回目、3回目。オーガニック系、マクロビオティック、ビーガンの方向けの飲食店は経営(運営)が難しいという話しをたまに耳にします。マーケットが小さいとか土壌が確立されていないとか外的な要因もたしかにあるでしょう。ベジフードの啓蒙活動をされている方の頑張りによる部分も大きいかも知れませんが、自分たちのチカラで何とかしていかなければいけないので頑張るしかありません。

食生活や家族を含む自身の健康意識など「自分への関連性」がなければ人は気付きを得るのが難しいものです。まったく興味がない人が意識する為には「きっかけ」が必要です。頭でっかちになる必要もないのですが、そんな食生活を考えるきっかけになりうる勉強会が今月開催されます。自分のまわりに体調が悪い方っていませんか?広い意味でも知っておいて損はない分野だと思います。僕もパネリストとして出席させていただくことになっております。興味がある方はぜひどうぞ。

   ●島村院長講演会&シンポジウム「ベジフードは医療に効果があるか」

今日から8月1日。今月10日からいよいよ、第3回Vege&Fork Marketの出展者受付を開始します。興味のある方はブログ横にもある出展要項のリンクへジャンプしてお読みいただき内容を理解した上でエントリーしてください。全約30店舗で考えています。2日間ありますので最大60店舗枠で考えています。前回(4月開催時)は2日間通しでお願いしていましたが、出展者の方の製造スケジュールが忙しくなりすぎてしまうこともあり、今回から1日のみの出展も可能にします。是非お申し込みください。一緒にオーガニックマーケットをつくりましょう!

菜食美麺Vol.2にご出店くださった皆様、2日間お手伝いいただいたスタッフの皆様、そしてご来店いただいた皆様、ありがとうございました。まだまだがんばります。今後ともよろしくお願いいたします。

長い暑い夏が続きます。みなさまも体調にはくれぐれもお気をつけて!