2011/09/17

こういうお母さん集団はたしかに困っちゃう。

こんな話が。なるほど考えさせられます。

金融日記/怖いのは自然エネルギーよりも自然食品かもしれない

読後は「あぁ、たしかにそうかもですね、はいはい、わかります。」っていう感じですね。新興宗教っていう言い方は極端過ぎると思いますが。全部がそうじゃないでしょう、っていう話です。「麻布とか恵比寿とか白金とか代官山の専業主婦の自然食品にはまっている知り合い」とかいないのでよくわかりませんが、絵的な想像はつきます。とてつもない違和感を感じたんだろうなっていうところはよくわかります。
ちなみにこのkazu_fujisawaさんは著名ブロガー。金融工学の記事とかファイナンス関連とか時事ネタを理系的かつ科学的な見地で書いている方でおもしろいのです。毎回読ませてもらっています。

反論する気は全然ありません。むしろ感じるのはやっぱり物事が伝わっていくのは「その人が誰なのか。」が大事なんだろうな、ということでした。

例えば、マドンナをはじめとするハリウッドセレブ群みたいな人が「マクロビオティックを取り入れた生活をしています。」って言うと興味を持つ人がすごく多いわけです。それに対して、言う人によっては「新興宗教?」みたいなイメージになってしまう。本質は一緒なのに。綺麗事を言うと情報識別能力というか本質を理解する能力があれば相手が誰でも関係ないはずでしょう。ですがそんな余裕はありません。僕もそうです。「君からの話は聞きたくないよ。」っていうのはたしかにあります。だから広告っていうビジネスがあるわけなんですが。あの人が出てるCMだからその商品は安心だみたいな。つまりは人はイメージから入るわけです。

当たり前の話ですが、大して興味を持っていない話題や商品なんかを無理やり薦められたりするのって結構つらいのです。いいからどうぞって言われても、興味ないんですけどみたいな。いいと思っているのは本人だけですよ、全然噛み合ってませんよ、って感じる場面に第三者的にいるのもつらいです。こういうのを「価値観の押し付け」っていうんですよね。「それはあなたの価値観に基づいたモノでしょう。私はNO。」そこの神経は皆敏感です。

もうひとつ記事を紹介。

モノを売るのではなくて、ストーリーを売るという手法

もちろん概念(ストーリー)と実態(モノ)はセットです。何か営業ノウハウみたいになってきましたが、例えば僕の場合は菜食主義を広めようという点においてはあまり重きを置いていません。単純にベジ食や玄米菜食、マクロビオティックやオーガニックライフスタイルみたいなものは「めちゃめちゃおもしろいじゃないか!」と感じているからVege&Fork Marketをやり始めました。これはモチベーションと直結します。教えてくれた妻には感謝しています。もしかして自分のライフワークになりうる可能性を秘めている分野かもしれないとさえ思っています。今もイベント制作中ですがやっぱりおもしろいです。ロジックや専門性はあとから知っていけばいい。実際僕は知らないことだらけです。今はまだそんな感じです。

僕にとって広める、伝えるというは部分があるとすればそれは「食事コントロールや代替療法、特にガンに関する対処療法や予防医学に関してのとらえ方、考え方」です。これは誰の身にも関係することだからです。結局はその人のコミュニケーション能力次第。どんな話題でも自分が自信と確信をもっていることが大事でそれを感じてもらうことが肝だし、結果伝わるんだろうなと思います。
「食事療法」という言葉はちょっと暗いから「食事コントロール」と言うようにしようとか、「ぼくのカラダはベジファイ(Vegefy-ベジ化される)されているぞ」とか言い続けてみようかなとか、くだらないことを考えているのもおもしろいです。

冒頭に戻ってリンク記事から。

     『結局、そういう添加物入りの食品を与える他の
家庭が怖いから同じ宗派のお母さん方でかたまりはじめます。
そしてこうやって集団になった信者は、
やがてマクドナルドのハンバーガーとかを子供
                 に与えたりする「常識のない」他の家庭を攻撃しはじめたり
するんですね。異教徒の弾圧です。』

論外な話。あぁ悲し。異教徒の弾圧って。思うにこれからは個の時代になっていくので社会は分断化されていきます。全体が一色に染まることはほぼありません。考え方や価値観に基づいて二極化が進んでいく。軸を持っていないとブレブレな人生になっちゃうぞ、なんて考えています。
今回の話で言うなら自然食品を取り入れる人と取り入れない人がいるだけの話。あくまで人は人。価値観の押し付けは勘弁です。

こういうお母さん集団は困っちゃうよねぇ。