兼子ただし著『強く生きる「ドS」55の言葉』が痛快でよかったです。日本で初めてストレッチ専門店を開業させたストレッチ専門のカリスマトレーナーの教訓本。ジャケが過激だったので思わずジャケ買い。「中卒で、暴走族で、少年院に行き、人見知りで引っ込み思案、借金も作るしで、物事の道理なんてものは、まったく考えていない若者でした。」というドラマをお持ちで、更生しながら健康志向に目覚めていき、姿勢を正す重要性やストレッチ健康法を広めています。野菜中心で玄米一筋。いくつか印象的だったセンテンスを一部ご紹介。
「白米がうまい!」っていってるヤツは完全に味覚オンチ。
残念ながら、白米にはうまみ成分がほとんど入っていません。そこで玄米をすすめています。味覚障害を起こしているので五感の能力を上げる必要があるからです。(特に今の子供に多い。)そういえば料理教室を開催したときのことでしたが、来た方は全員20代前半女子。たった一人だけ一粒も玄米に手をつけない方がいました。おそらく白米に舌が慣れ過ぎてしまっているんだと思います。本にも書いてありましたが、玄米を食べていると携帯の長電話が苦痛になってきます。これは僕も実感しています。実は今携帯の長電話が非常につらくなっています。何でだろうと気になっていましたが、これは玄米食にすることで体が敏感になり、電磁波の影響を受けやすくなっているためでしょう。一見脆い体のようですが、体を気づかっている人はとにかく敏感な人が多い。
煙草の影響も最近ではもろに受けてしまいます。心臓の鼓動が早くなったりクラクラして頭痛が起きる。いやだと思っているから(アレルギー)余計に喰らってしまうわけです。打ち合わせや会議でも未だに周りを気にせず煙草全開の人もたまに見受けられますが、はっきり言って非常識極まりない。それにイライラしてしまう自分もアレですが、口に出して「ここではやめてくれませんか?」なんて言ってしまうことがあります。嫌なヤツですが仕方ないんです。
酒を毎日飲む人は、人生が乏しい。
人生に楽しみを見いだせてない人は毎日のように酒をのむ、ということですが、ちょっと自分に思い当たる節があったりします。楽しみを見い出せていないとは思いませんが、現実逃避的に酒のチカラを借りてしまったことは稀にあります(苦笑。ハッとさせられます。たしかにヨガをしたりランニングしたりすると酒はいりません。むしろお茶のおいしさが全身に染み渡ったりとか。毎日飲むというのはいいことではありませんね。
女子会を開ける男になれ!
人生を豊かにするためには恋愛対象以外でも異性に愛を注げってことでしょうか。兼子ただしさんの周りには女子クライアントが集まってくるということですが、こういうところはさすが元ヤンキー暴走族ですね。いやいや、そんな男は同性から見てもかっこいいと思います。女子10人の中に一人だけ男が混ざったときにかっこよくいられる男って相当魅力的だと思いませんか?
「競う」ことが前提のスポーツとは違い、自分自身の能力を上げていくためのフィットネス。ヨガも同様ですが、内なる自分と向き合うことの大事さはわかっていながら日々の生活の中でつい忘れてしまいます。(僕はまだそのレベル。)ふとしたときに省みることは大切ですね。ヨガにしてもストレッチにしても疲れたときこそ自分のカラダをいたわってあげるべきです。