2011/12/22

集結して解散、そしてまた別の場所で集まるという働き方。

先日のサラデコ食堂のオープニングイベントにお越しいただき、ありがとうございました!今回、監修させていただいたマルシェも次回以降のテーマや課題も見つけつつ、無事に終了いたしました!当日は天気も良く、夜まで続く長丁場なワンデーイベントでしたがとてもいい1日になりました!
Beautiful Day!



このイベントはプロジェクト発起人の呼びかけのもと、何人もの大人たちが集まりました。年齢も業種もバラバラです。中には当日初めて顔を合わせる方もいらっしゃいます。各々の得意分野やスキルを生かして協力して作り上げていく。コンセプトや思想とともにそんな風に始まっていきました。ゼロをイチにするスタートアップ。皆の馬力を合わせる必要があります。

ひとつの山を全員で登ってゆく、そんな感じです。


(pic : Ichiro Miyamoto)

こういう働き方や取り組み方を今風に言うと「コワーキング」と言うのでしょう。必要最小限の人数でチームを作り、せーのでプロジェクトに取りかかる。効率よく成果を上げ、自分の役割を終えたら解散する。ちょっとスタイリッシュな言い方ですが、こんな働き方がこれからの時代のひとつのワーキングスタイルになっていると思います。

今僕は自分自身を半サラ半フリ(サラリーマンとフリーランスの両立)と考えていて、個人でどんどん仕事を作っていこうとしています。大きな括りでは夫婦プロジェクトとして「ベジ/オーガニック」をひとつの柱としていますが、それ以外にも少しづつ広がってきています。そして早い段階でフリーランスになっていきたい。今所属している会社や団体と信頼関係のもと、フリーエージェント契約をし、様々な仕事に取り組むことができる。それをイメージしているととても楽しくなります。

「終わったら解散」と聞くと負のイメージがあるかも知れません。ですがここで言う解散は「効率的で、生産的」な意味を持っています。指揮系統役は存在しますが、基本上司や部下が存在するわけではないので各々が自分が今何をすべきかを考え行動していくわけです。なのでセルフマネジメント力超必須。

簡単に言うほど易しいわけではありませんが、惰性感がないのでいつもクリーン&フレッシュな状態で仕事に取り組むことができることはやはりメリットです。好きなこと(仕事)が続くといよいよおもしろくなってくるんだと思います。好きな人と仕事ができたりもします。これはやっぱり楽しい。当然個人スキルも求められていきます。

このように「プロジェクト単位で人が集まる」ことはとても一般化してきています。特別に新しいことはありませんが、気付き、行動し始めている人が増えてきているのは間違いありません。小さな市場が無数に生まれてきています。

昨日の記事です。twitterで話題になっていました。
脱・肩書き社会~僕らは名刺なしで生きられるか?


確かに僕も少し前までは名刺(所属や肩書き)にこだわったり、名のあるものに憧れていた時期もありました。今は逆で、自分の得意分野を生かした仕事や興味のあることに取り組めるのであれば所属なんて全く関係ない、と思うようになってきました。この一年で大きく変わった意識です。環境は自分で作っていくしかないと思えた一年でもあります。これは本当に。仕事なので「きちんと稼ぐ」ことも忘れてはいけません。

例えば一緒にお酒を供にする集まりでも「次何やる?」とか「こんなプロジェクトがあるんだけど、どう?」と言った会話が日常的にあります。(そういうアンテナの人との席が多い、というのもありますが。)大企業や名のある企業に勤めている人たちでさえも自分のコンテンツや企画を持ち歩いていたりします。危機感も持っており、決して今のポジションに胡坐をかいているわけではありません。だからサラリーマンを否定しません。全てアンテナと感度の問題です。

先日のサラデコ食堂の夜のPartyでも某社長が「いまどき、よっぽどのスペシャリストでもない限り、『私のできることはこれだけです』じゃ生きていけないよね。いくつか得意分野作っていかないと。」と言っていたことに共感をおぼえます。サバイバルは始まっています。焦ってないけど、ちょっと急いでやる。

気付けばもう年末です。そんな感じで来年も活動の幅を少しづつ広げていこうと思っています。

サラデコ食堂イベントにご来場下さったみなさま、出店者のみなさま、関係各位どうもありがとうございました!