2011/04/13

ネットメディアでも圧力とかあって平気で削除するんですね。

Vege&Forkイベントでご一緒していただいたVeggy。編集長の吉良さおりさん
のブログにこのようなエントリが。


       大手メディアの圧力を乗り越え、意識を高く!


しょうもない圧力が蔓延っているんだなと思う。例えばマクロビオティックとい
う考え方がテレビなどの大衆的メディアに露出しにくいとされる理由のひとつが
スポンサーへの配慮からくるものだ。食品添加物や乳製品、動物性食品はNGな
料理法、考え方なだけに局としては非常に扱いにくいとされている。そこでかか
るCMは添加物満載の食品だったりするからだ。とは言うものの菜食主義を猛烈
にアピールし、超強烈に肉や乳製品を批判するなんてことはない。むしろもっと
やわらかい、「共存」の意味合いがあるわけなんだけど、その辺の温度は1対1
でもない限り伝わらないのだろう。でも最終的に決めるのはマーケティングして
る人ではなくて、消費者であり、一般人なんだけどね。いかにぼくたちの生活が
マスメディアの影響を受けているかがよくわかる。そもそもここに表現の自由な
んてないんだろう。郷に入れば郷に従え、とかりにそこでのルールに囲い込ま
れる。まぁそれ自体を批判する気なんて更々ないし、時間の無駄だと思っている。


西洋医学と東洋医学が交わらない点も非常に良く似ている。科学的、合理的な西
洋医学に対して伝統的、古来的な東洋医学。「病」に関しての捉え方が真逆だ。
例えばガン。西洋医学では「抗がん剤、放射線治療、手術」が主な治療法だ。西
洋医学は対処療法とも言われている。くの人はこれが正当だと思っている。
(否定しているわけではない。)対して東洋医学は(様々な療法があるから、一
概には言えないが。)食事療法や漢方、生習慣の改善、鍼灸、温熱療法など原
始的、アナログなものが多い。両者の考えが交わることはない。うまく相対的
に取り組むドクターもいるが、マイノリテだ。
「健康」を考える上で、食べるもの、カラダのケアの仕方、病気をしてしった
際の治療法の選択。これからの時代は情報処理によって個人で判断していなか
ればいけなくなってくる。今回の震災のニュース、毎日報道され続けている原発
関連にして解釈は両極端だ。「一体誰の話しを信じればいい?」そこさえも自
分で判断しければいけない。テレビで言っていたから、雑誌にそう書いてあっ
たからだけで、じることはできなくなってきた。


自分の考えや方法論を何かに迎合していく必要はないんだ。マスメディアが全て
コントロールされているとするのであれば、それこそソーシャルメディアを活用
してアウトプットしていけばいい。これからはマスじゃなければいけない理由な
んてないし、事実そうなってきている。


そういえば先日、Vege&Fork Market絡みでお会いした地域の方(環境エコ活動
をされている女性)にこう言われた。「オーガニックとかベジタリアンみたいな
イベントって少しずつ大きくなったりしてくるといろんなところから圧力がかか
ってくるから気をつけてね。」と。幸いにも批判されたり、圧力がかかるなんて
レベルには到底達してないので(笑)全く心配していないし、逆説的に考えると
そうなったら立派なもんだな、ぐらいに思っている。法に触れることをやってい
るわけじゃあるまいし、こわい輩の方が脅しに来るわけでもないだろうから(苦
笑)。そんなことその時に考えるしかないし、気にしたって仕方ない。と思って
ます。揉まれたら揉まれたで成長するでしょう。


最終的には自分の生き方だったり美学だったりっていう価値観に素直に従って生
きたいって思ってます。我慢だらけや大いなる矛盾を抱え込みながら生きていく
のって本当に辛いからね。
ネットの発達によって様々な事象が可視化されてきた。単純にいいことだと思う。
そんなに甘い世界じゃないけど正直である世の中がやっぱりいいと思う。


吉良さんのブログで素晴らしいと感じたのは純粋に自分が信じていることを意識
を高くもって生きていきましょう、と結んでいる部分。削除されたという事実や
権力・圧力なんかについて無意味な議論をしていない点。Veggyの挑戦を支持し
ます。