2011/06/17

Organic Music

ここ数年、音楽購入パターンの比率としてはダウンロードとTSUTAYAレンタルを半々くらい。「音楽ファンというならちゃんとパッケージを買わなきゃ。」なんて音楽イベント職の友人に言われたけど、(彼は今だに月にCDを何枚も買う。)すこぶる買わなくなった。パッケージ売り上げの減少に加え、レンタル業も業績は悪化している。全てwebに破壊された。YouTubeから音源を勿論無料でダウンロードし、海外のサイトでアニメや映画を観る。全てネットで解決されてしまう。商売あがったりだ。一体どこで儲けるんだろう?

所有から共有する価値観に推移していることもあるし、自分としてもモノを持つことにあまり執着や喜びはなくなってきた。バルセロナやパリなんかは市のオーガナイズにより自転車を皆で共有している。個人では持たない。合理的なのかも知れない。消費社会は終わったのか?シェアハウスだったり、カーシェアリングだったり新たな文化になっていくんだろうと思う。「夢のマイホーム」なんて死語になりつつあるだろう。CDを借りる行為もある意味シェアだ。僕も本当に大事だと思うもの以外は全部シェアでいいやって思うようになってきた。

まぁそんな時代だけど、先日渋谷のTSUTAYAに行った。すごい混んでてびっくりした。渋谷TSUTAYAは在庫がたくさんあって楽しいし、iTunesに無いアルバムが欲しいときには便利。試聴してチョイスするなんて時間はないからジャケのインスピレーションのみ。Organicなんてコーナーがあって、それこそ数千枚ある。ここは実はお気に入り。ほとんど知らないアーティストだったりする。ここを開拓するのはおもしろいだろう。ラウドな音楽と同じくらいこの種の音楽も好きだ。メディアに出てこないけど素晴らしいアーティストがたくさんいることに驚く。

年齢ってやつかな、こういう丸くてゆる〜い音楽が好きになって行くんだよね。Vege&Forkモードになった昨年が大きなきっかけではあるんだけど、どこかのカフェで聴いたボサノヴァだったり、アコースティックなライヴで心地よい気持ちにさせてもらったりっていうのが大きい。特徴として音数が少なくて、演奏や編成がシンプル。Organicを辞書で調べると、「生まれつきの、本来の」とあるからそりゃそうだ、ってことなんだけど。あ、スペイン語やフランス語だと「bio(ビオ)」って言うんだね。そういえばこの間、Vege&Forkにも出演してくれたarcoのライヴに行ってきた。リコーダー(?)とかピアニカとかいい音出してて。ちなみにシンガーのarcoちゃんは最近結婚されたそうな。おめでとう!他にもライヴの誘いをいくつか受けているんだけど、なかなか行けていません。

明日、菜食美麺っていうベジラーメンのキャンペーンをやりますが、BGMも心地よいものをかけるつもりです。いい空間作りができたら最高です。ちなみに店の前で呼びかけとかチラシ配りとかやってるので是非、声かけていただけるとうれしいです。
こちらのアーティスト、すきです。やさしいよ。


Pepe California - Freedom